2010年度・大学院「組織行動論」講義アンケート(全回収分/無記名式) | |||
@授業の評価 | A @でそのように回答した理由 | B特に印象が残った点 | C講義に対する感想,意見, 改善すべき点など |
5 | 英文を読むのが大変でしたが,分からないことが多く,それが教えてもらえたことは,良かったと思います. 講義内容は大変難しかったですが,おもしろかったです. |
知識の移転がどのように行われているかという点. | 私の能力不足でしたが,本当におもしろい講義でした.来年度も参加したいと思いました.先生の講義は,大変難しいですが,大変やりがいを感じます. |
5 | 十分な準備をして,理論の背景を実証研究に基づいて講義してくださっているから. | 知識の移転の律速因子として,「知識の局地化」や「情報の粘着性」という着眼点があることを知ったとき. | 現状維持でよいと思います. |
5 | 講義自体がとてもおもしろいものでした. 修士論文を書く上でとても勉強になりました. |
知識移転のプロセス.難しい部分が多く理解が不十分でしたが. | 一度挑戦してみたいのは,それぞれが選んだ論文を,一人ひとりがプレゼンテーションすること. |
4 | 事例研究が3 回あり、論文を読みまとめた内容についてディスカッションする時間が計3回ありましたが、それを少なくして、通常の講義をしていただくというのはいかがでしょうか? 確かに論文の内容をディスカッションしながらまとめるということは有意義だったと思いますが、発表時にもディスカッションは可能かと思われます。小生などは知識不足のため、先生からできるだけ多くの内容を紹介いただき学びたいと思っていますので、できれば講義の時間が多い方がいいのではないかと思います。また、日頃、英文に触れることや、論文を深く読み込むことが少ないと思いますので、事例研究はよい機会であったと思います。できるだけよい論文をご紹介いただけるとさらに良いと思います。 | 講義で使用するスライドがバランスよくまとめられていて、よかったと思います。はっきりとモノを言われ、辛口な発言もよかったです。 | 参考となる書籍や文献をもっとご紹介いただけると助かります。本来は自分で探し、自分で読んでおかなければならないことではありますが、最低限この程度は理解しておきなさいというライン(内容、項目…)をお示しいただけると助かります。 |
平均4.8 | ※評価軸は,1(不満足),2(やや不満足),3(どちらでもない),4(やや満足),5(満足) | ||
講師からのコメント | ■岡山大での初開講でしたが,何事もなく(?)無事に終わってよかったです. ■アンケートにある「ディスカッションの時間」というのは,2回連続の事例研究の1回目を指しているものだと思われますが,割愛したとしても講義ではなく,新たな論文(事例研究)を割り当てることにすると思います.知識を受動的に入手して良いのは学部生までです.大学院生には,本物の知識を得るために自らコミットすることが求められ,実際のところ3つの論文では全然足らないと思っています(そういう意味では,自ら探した論文でプレゼンテーションするという別の受講生の意見は,検討に値します).「最後は先生が教えて(まとめて)くれる」と思っていると,自力で論文を読む力が永遠に身に付きません.「力がないから論文を読まない.論文を読まないから読む力がつかない」という負のループは,どこかで断ち切らねばなりません. ■本講義は,私の10年以上の研究生活で蓄積した内容で構成しており,1回分の講義内容は,通常の大学院の3〜5コマ分くらいに匹敵します.わずか1時間半の受講で全てを理解することは到底不可能です.講義はあくまで導入であり,これを手掛かりに自ら論文を探し,理論的思考を養うようにしてください.授業で紹介した文献のリファレンスは,同ページの下部にすべて紹介しています. |
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