2012年度・大学院「組織行動論」講義アンケート(全回収分/無記名式)
       
@授業の評価 A @でそのように回答した理由 B特に印象が残った点 C講義に対する感想,意見,
改善すべき点など
5 社会科学での理論を立て,実証をするには大変なデーターと信頼性の検証が大切であることを教えていただいたのは有難かった.
論文を読むのは大変であったが,理解した結論まで到達する貴重な訓練になった.
最後の講義で,自分で明確に理解していないのに”擦り合わせ”という用語を使っていたが,背景にある考え方を教わった点は深く考え,うのみにしない,時に権力者の言葉に注意,自分で考えよ,は貴重なアドバイスでした. 特にありませんが,貴重な講義で修論作成に大いに参考になりました.有難うございました.
5 原著論文を通じて、ひとつの理論が構築、実証、発展or消滅される過程を見ることができたのは非常に有意義だった。他の講義でも色々な理論やモデルが出てくるが、それらがどのように構築されたものか、注意して見る必要があると感じた。
また、一つの研究領域についても成り立ちから最新研究まで体系的に学ぶため、この経験は、自分の研究分野を理解する際に大いに参考になると思う。
数学的手法を用いて 人と人のつながりを定量化した点は驚いた。一方で、紐帯や業績、知識移転などの測定が主観的なものが多かったので、この分野の難しさを感じた。 課題論文の解説を聞くと、いつも読み込みが足りなかったと反省する日々でした。
論文を表面的に見るのではなく、問題点や優れている点、足りない点など常に意識して読むようにしたい。
平均5.0 ※評価軸は,1(不満足),2(やや不満足),3(どちらでもない),4(やや満足),5(満足)
 
講師からのコメント ■やっぱり,受講人数が少ない...まずは,2人とも休む日がなくてよかったです(苦笑).
■社会に出れば,物事を白紙から考え直してよいのは,大学院という場だけになると思います.権威にまみれて,何が正しくて何が正しくないのかがわからなくなった時にこそ,大学院で体系的に学ぶ価値があると思います.そして,否,だからこそ,「偉い先生が言っていたから」「有名だから」ではなく,自分の頭で正しさを判定する力を身に付けていただきたいと思います.本講義がそのきっかけになれば幸いです.