2010年度・大学院「リーダーシップ論」講義アンケート(全回収分/無記名式) | |||
@授業の評価 | A @でそのように回答した理由 | B特に印象が残った点 | C講義に対する感想,意見, 改善すべき点など |
4 | 英語論文を使ってのプレゼン | ||
4 | 英語の論文に取り組む意欲ができたから. | 論文の読み方,書き方を分かりやすく教えてもらえた点 | 本当に英文が読めなくて,論文が読めなくて努力しました.更に高い目標をもって取り組もうと思えるようになりました. 後期の履修も考えていますので,今後も宜しくお願いします |
5 | 先生の熱意を感じつつ,大変楽しく受講できました. | 「リーダーシップ論」そのものよりも,リーダーシップ論を通じて,社会人にとって必要な視点を教えようとして下さっている点です. | レジュメを頂ければ良かったかと思います(大変興味深い内容が多く,一生懸命ノートをとっていたらキツかったです). 大変お世話になり,ありがとうございました. |
4 | 多くのリーダーシップ理論について学ぶことができた.やや満足となったのは,英文があり,読む能力が自分に不足していたと思う. | グループでプレゼンしていく方法は相互学習であり,リーダーシップ発揮の機会でもあった. | パワーポイントを資料にして頂きたいと思う. 社会人なので,実際の自分の行動や組織の実際と理論を結びつけながら考えることができた.基本的に組織論には大変興味があり,ますますその分野の学習意欲は出たと思う. |
5 | 事例研究はキツかったが,前期の講義の中で一番勉強できたと思った. | 事例研究がとても大変だったが,2回目よりも3回目の方が理解スピードが確実に上がったことが実感できた点. | 通常講義はとてもスピードが早いので理解の補助としてやはりレジュメが欲しいと思いました. 自分がやろうとしている研究とは違いますが,この分野に興味が持てました. |
5 | 授業がわかりやすかったと思います. 論文の書き方,読み方など,大学院で勉強する上で重要なことを学べたと思います. |
リーダーシップ論自体の講義が少なかったこと.それなのに充実していた気がします. | チームわけを少し細かくしてもらいたいなど(2,3人とか) |
4 | 論文を読むことが自分自身が十分にできなかったため. | 先生の研究に対する熱いメッセージがあったこと. そして,学ぶ人には徹底して支援的であると同時に,出来ない人にもその状況を理解頂いていること. |
とにかく,自分自身の問題が大きく,申し訳ない気持ちでいっぱいです.また,ちょっと難しすぎると感じました. |
3 | 講義そのものはgoodだと思いますが,自分のレベルが低いためか不完全燃焼の感じが残ってしまったことが,満足感で一杯ではないと自己分析しています. | 1.研究者向け,実証研究向け 2.十分に準備されていて,情報量が多く,本格的な感じがしました. |
MBAコースならば,もっと実務に直結した内容を求める人もいるかもしれません. 修士課程の講義としては,素晴らしいと思います. |
5 | 1.充実な内容(リーダーシップの他に,論文の読み方と研究方法を含めて必要な事を教えて頂いた) 2.担当講師の熱意 3.課題の共同作業 |
担当教員の熱意とすごく熱い講義で,遠慮せず聞けたり,話せたりすること | 課題をした方がいいと思いますが,必修科目が重なって,勉強の面白さより,重さを感じました. |
4.5 | 大学院学生として今後を見据えた体系的講義と、段階的にレベルアップしていく事例研究。ハードですが、先生の意図が理解できるだけに、毎回緊張感をもって臨みました。しんどい課題でしたが、終わってみると、社会科学論文の読み方、プレゼンテーションの仕方、キーとなるジャーナルが分かってきたような気がしています。本当は5にしたいのですが、人によっては、英語が読みこなせず、苦労が多かった可能性があるので、あえて4.5としました。 | PPTできちんと系統的にまとめて教えていただき、その背景には、膨大な最新の準備をされたのだなということが伝わってきました。講義も江戸弁ではぎれよく、好感が持てました。また、最後の自由選択論文の課題については、懇切丁寧にレポートの問題点にコメントを付けてフィードバックしてくださいました。本当に学生を教育しようという意気込みの表れと感じました。 | MBAである以上、英語の論文も読みこなそうという努力目標を設定したことは大変良いこと。しかし、入学試験に英語が課されていない以上、それをある程度必須として評価するのはやや酷な気がします。岡大MBAのレベルアップに一石を投じた試みと、私は評価したいと思います。これからも、どんどん、思い切ったチャレンジを続けてください。また受講したい講義です。 |
平均4.4 | ※評価軸は,1(不満足),2(やや不満足),3(どちらでもない),4(やや満足),5(満足) | ||
講師からのコメント | ■黒船到来・・・といっては大げさかもしれませんが,東京で行ってきた高度な大学院教育を本学にも導入しました.必修授業ということもあり,慣れない英語論文には相当苦労されたことと思います(日本語論文も使ったのですが,誰からもコメントないし・・・).しかし,本講義がなければおそらく一生目にすることのなかったであろう難解な英語論文も,「これからは目を通してみようか」くらいの気持ちにはなれたのではないでしょうか(課題レポートには,英語論文を選定してきた人が多かったです).あとはその気持ちを,ご自身の研究に役立てていただければと思います. ■講師資料の配布は,著作権許諾の問題,さらにコピー機の教育使用が制限されている事情があり,当面は難しい状況です(一度,リソグラフを使って論文をお渡しした際には,数時間もかかって辟易しました).本講義は e-learning開講をしておりますので,資料内容の確認はそれをお使いください. ■アンケートの評をみる限り,授業の趣旨や狙いは概ねご理解いただけたものと思います.ただし,「MBAコースならば,もっと実務に直結した内容を求める人もいるかもしれません」という意見には,賛同いたしかねます.真に「実践的」であるためには,現象に関わる因果が正しく掴めている必要があるからです.科学に裏打ちされない「実践」の追求は,無意味な試行錯誤を繰り返し,結果として部下を路頭に迷わせることになります(そもそも,MBA教育の目的は実践方法の伝授にはありません.人間が関わる系に対し,安易に実践方法を導入することは大変危険です.だからこそ,大学院で理論的に学ぶ価値があるといえます).ケーススタディから理論を作り上げることに失敗し続けてきたリーダーシップ論の歴史は,重く受け止めるべきだと私は考えます. |
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