授業のページ
■授業の考え方■
情報化社会を迎え,今や大学になど通わなくても,必要な時に必要な情報を簡単に入手できるようになりました.一方で,大量の情報の中から,正しい情報を選び取る技術を身に付ける必要性が増しています.学問も同様です.どの学問的事実も,ある前提や限界の上に成立しています.どれだけ偉い学者の意見であっても,それを無批判に受け入れることは,副作用を知らずに薬を飲むようなものです.
学問は,批判と創造の繰り返しによって発展してきました.物事を本当に理解するためには「正しく批判する」力が不可欠です.デカルトではありませんが,疑って疑って疑ってそれでも残る何か,それが確かな事実と考える態度が必要なのです.他人の意見を素直に受け入れてしまう人に,新たな知識は生み出せません.私は授業であるいは研究指導において,一貫して理論の疑い方を教えています.
学問の出発点は,疑問に思うことです.この出発点なくして,学問の楽しさに到達することはないと確信しています.
経営組織A/経営組織特論(名古屋大学大学院・経済学研究科)
本講義では,組織論の基礎をレビューした後に,組織現象としてのリーダーシップ論について,批判的に検討を重ねていく.Emprical Study では,これらの各論に関する原著論文に触れながら,社会科学系の研究論文の読み方と書き方に関するアカデミック・トレーニングを行い,研究基礎能力の向上を図る.
2023年度授業評価
2021年度授業評価は,オンライン開催のため集計なし
2019年度授業評価
2017年度授業評価
2015年度授業評価
2013年度授業評価
経営組織B/経営組織特論(名古屋大学大学院・経済学研究科)
個人がもつ知識を集団,組織,企業へと発展させていく知識マネジメントの観点から,組織行動から組織変革に至るまでの理論と諸概念について,最新の学術論文を紐解きながら講義する.Empirical Study では,これらの各論に関する原著論文に触れながら,社会科学系の研究論文の読み方と書き方に関するアカデミック・トレーニングを行い,研究基礎能力の向上を図る.
2024年度授業評価
2022年度授業評価は,ハイブリッド開催のため集計なし
2020年度授業評価は,オンライン開催のため集計なし
2018年度授業評価
2016年度授業評価
2014年度授業評価
経営組織(名古屋大学・経済学部)
[2017 高校生向け模擬講義動画(夢ナビ)]
[2016 講義初回ダイジェスト動画(名大の授業)]
本講義では,経営学の基本である環境適応について正しく理解することで,組織の中で自ら課題を発見し,解決ができる力(自主的探求力)を育成する.前半では,外部環境と組織目標の関わりを中心に講義する.後半では,そうした組織目標の実現に必要とされる内部環境適応のための諸理論について詳説する
2024年度授業評価
2023年度授業評価
2022年度授業評価
2021年度授業評価
2020年度授業評価は,オンライン試験のため集計なし
2019年度授業評価
2018年度授業評価
2017年度授業評価
2016年度授業評価
2015年度授業評価
2014年度授業評価
2013年度授業評価
経営T(名古屋大学・経済学部)/経営学(名古屋大学・全学文系基礎)
本講義では,社会心理学理論を背景に,組織行動のダイナミズムを学ぶ.前半では,二者間,集団,企業間ダイナミクスとその制御のあり方を考察する.後半では,そうしたダイナミズムが,組織的意思決定に影響を及ぼすメカニズムを講義し,組織の中で正しい意思決定を行うために必要な基礎的分析力を育成する.
2021年度授業評価
2020年度授業評価は,レポート提出のため集計なし
2019年度授業評価
2018年度授業評価
2017年度授業評価
2013年度授業評価
■オムニバス講義等
マネジメントT(名古屋大学大学院・経済学研究科)
上級経営T(名古屋大学大学院・経済学研究科)
Introductory Review on Business Administration (Nagoya University Global 30 International Program)
マネジメントU(名古屋大学大学院・経済学研究科)
■他大学講義
経営組織論(岡山大学大学院・博士課程)
本講義では,学生の個別研究テーマに沿った学術文献の収集・読解を通じ,各テーマに関する論理的思考を鍛え上げていく.またそれらを通じ,各自の研究フレームワークやその分析手法を,国際誌(海外ジャーナル)に掲載されるレベルにまで練り上げる.学術論文を読解・執筆するための英語力や統計技法の習得は必須とする.講義は,英語または日本語で行う.
2011年度授業評価
リーダーシップ論(岡山大学大学院・ビジネススクール)
本講義では,リーダーシップ研究の背景となる組織理論を概説した上で,リーダーシップ理論の各論について学ぶ.事例研究では,これらの各論に関する原著論文に触れながら,社会科学系の研究論文の読み方と書き方に関するアカデミック・トレーニングを行う.事例研究では,受講生に原著論文の報告・討議を求めるため,中級以上の英文読解力をもつことが望まれる(講義・討議は日本語で行う).受講する上で必要となる組織理論,統計学等の基礎知識を有していない者は,関連する学部向けの授業を聴講するなどして各自で補完すること.
2013年度授業評価
2012年度授業評価
2011年度授業評価
2010年度授業評価
組織行動論(岡山大学大学院・ビジネススクール)
個人がもつ知識を集団,組織,企業へと発展させていく知識マネジメントの観点から,組織行動から組織変革に至るまでの理論と諸概念について,最新の学術論文を紐解きながら講義する.受講にあたっては,統計の基礎知識を習得済か,リーダーシップ論(大学院)を受講済であること.事例研究においては,原著論文の報告・討議を求めるため,受講生には中級以上の英文読解力をもつことが望まれる(講義・討議は日本語で行う).
2012年度授業評価
2011年度授業評価
2010年度授業評価
リーダーシップ論(岡山大学経済学部)
本講義では,前半で組織設計の理論を解説し,組織設計においてリーダーシップが必要とされる背景を理解する.後半では,リーダーシップの各論について,さまざまな学術的論争を交えながら講義する.
2013年度授業評価 昼間コース / 夜間主コース
2012年度授業評価 昼間コース / 夜間主コース
2011年度授業評価 昼間コース / 夜間主は開講なし
2010年度授業評価 昼間コース / 夜間主コース
組織行動論T/モチベーション論(岡山大学経済学部)
本講義では,社会心理学理論を背景に,組織行動論上の概念を学ぶ.前半では,二者間,集団,企業間ダイナミクスとその制御のあり方を考察する.後半では,そうしたダイナミズムが,組織的意思決定に影響を及ぼすメカニズムを講義し,組織の中で正しい意思決定をするためのマインドを身につける.
2012年度授業評価 昼間コース / 夜間主コース
2011年度授業評価 昼間コース / 夜間主は開講なし
2010年度授業評価 昼間コース / 夜間主コース
組織行動論U(岡山大学経済学部)
本講義では,経営学の基本である環境適応のための思考法を伝授する.事例研究を併用することで経営学的思考法の体得を目指す.
2013年度授業評価
経営組織論(北陸先端科学技術大学院大学・社会人大学院MOTコース) 2007-2010年度
本講義では,組織論の5つのトピックを中心に知識マネジメントのあり方を考えていく.前半では各トピックについて,理論的・実証的論文を多数紹介しながら,その学術的背景を講義する.後半では代表的な原著論文の講読による事例研究を行いながら,理論と実務の対応関係の明確化を図ると同時に,学術論文の読み方,博士・修士論文等を執筆する上での留意点の習得をめざす.経営学に関する基礎理論を習得済みの方,もしくは企業で知識管理に携わる実務家を受講対象とするが,必ずしもそれに限定しない.ただし,受講生には原著論文の報告・討議を求めるため,中級以上の英文読解力をもつことが望まれる(講義・討議は日本語で行う).
2010年度授業評価
2009年度授業評価
2008年度授業評価
2007年度受講者の声
組織倫理(岡山大学大学院・ビジネススクール) 2011年度
本講義では,知的財産制度の光と影について触れながら,社会的に望ましい制度設計の在り方について討議する.
知識マネジメント(東京大学大学院・工学系研究科技術経営戦略学専攻) 2008-2009年度,2018年度
本講義では,知識マネジメントの現状と課題について,最新の学術成果をふまえながら講義する.
知的モデリング概論(北陸先端科学技術大学院大学・知識科学研究科) 2007-2008年度(招待講義)
社会ネットワーク分析における基礎的概念と理論について講義する(遠隔授業).
■ダウンロード
レポートフォーマット (A report format for my classes) (word2007以上)
※講義ノート,中間レポート等については,名古屋大学NuCTへログインし,各自でダウンロードしてください.
■授業で登場する文献リスト
経営組織A(大学院)
経営組織B(大学院)
経営組織(学部)
経営T(学部)
経営学(教養)